お知らせ

コロナウィルス(COVID-19)について

コロナウィルスは、もともと7種類あるようです。
4種類は、もともとあり毎年流行る風邪のウィルスでたいだい軽症で終わります。後は、以前流行った MARS 、SARS になり今のCOVID-19で7種類です。コロナウィルスは、毎年誰かしらがかかっていることになります。
 コロナウィルスによる肺炎などによる死亡者は毎年起こっており肺炎というものは普通片側の肺だけに起こり両側には起こらないため危篤な呼吸困難にはなりにくいです。ただし今回のCOVID-19は、あまりにも急速に重症化し両側の肺炎をきたし呼吸困難をきたすということで問題になり今までにないコロナウィルスとして新型肺炎に分類されました。(肺の下のほうにかかると呼吸がとても苦しくなります)ちなみに2018年末〜2019年春にかけてのインフルエンザは1000万人が罹患し3000人ほどが死亡しています。
 致死率でいうと、インフルエンザ日本は0.05% 世界でMARS 35%、SARS 19% COVID-19は 世界では2% 中国以外だと0.2% 最初は35%でしたが致死率というのは最初は高く徐々に感染者数が増えるにしたがって軽症者が増えるので下がっていきます。検査をすればするほど症状のない人がカウントされていくので下がっていくと言うことです。大体80%の人は軽症で終わっているようです。(そう考えるとよほどアメリカのインフルエンザのほうが問題だと思うのですが・・・)
では、みんなが検査をすればいいかというとそうではないと思います。

PCR 検査について

特殊な遺伝子を増やして染めて顕微鏡で直接見て確認出来れば陽性(かかっている!)と言うことになります。身近なものでいえば、風疹・麻疹・帯状発疹・結核などの検査でしょうか。しかし、これは完ぺきな検査ではなく誤差が生じます。これが感度、特異度と言われます。

感度・・・絶対陽性(あんたはかかってるよ!)と出る確率
絶対に陽性の人数÷(絶対に陽性の人数+実は陽性なのに陰性と出る人数)=感度
特異度・・・絶対陰性(あんたは絶対かかっていないよ大丈夫!)と出る確率
絶対に陰性の人数÷(絶対に陰性の人数+実は陰性なのに陽性と出る人数)=特異度 ←率が高いとgoodな検査
偽陰性・・・陽性なのに陰性の人(期待したのに・・・となる)
1−感度=偽陰性率
擬陽性・・・かかっていないのにかかっていると言われる人(え〜!となり他の検査で大丈夫と言われでほっとする)
1−特異度=擬陽性率
100%な物はありません。

 例えば、感度95%特異度90の検査を100人がすると5人は偽陰性(かかっているのにあんたは大丈夫!)となります。すると5人はかかってなくて良かったね!帰ってねということになり感染を広げてしまいます。


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